bunq2004-12-31


今年はなんのかんのあったのと、美術館博物館熱がいつもより少し高かったのとであまり映画を見に行かなかった。見に行ったとしても旧作の方が多かった*1。家を出られない日が多かったのとエノケン熱が続いているのとで、劇場に足を運ばずビデオやDVDばかり見ていたから、というのもあるかもしれない。ともあれ自己内(自己愛とも言う)イヴェントとして定着させたくもあるので、去年ひそかに存在していたクラブ名を勝手にしらっと引き継いだまま「2004年に発表されたなかで忘れられない映画」を、やはり勝手に記しておこうと思う。



1、ベルヴィル・ランデブー(仏=ベルギー=カナダ=英)シルヴァン・ショメ
これを見なかったら「アニメーションの歴史」等にまでは興味を持たなかったと思う。新たに「ひどく興味深きもの」を得たというシアワセ。誘ってくれたKさんにはとっても感謝している。よ。

2、クリビアにおまかせ!(オランダ)ピーター・クラマー
実際に見たのは2003 年の暮れだったのだが、いま思えば「2004年の大オランダブーム(自己内)」の豪華な前ふりだったのかも。とも。Yよ、本当にどうもありがとう。

3、カーサ・エスペランサ 赤ちゃんたちの家(米=メキシコ)ジョン・セイルズ
セイルズには(この作品の興行が失敗ぎみだったことなどは気にせずに)今後もどうにかがんばってほしい。と切に思う。なんて言いつつ私もすっかり見逃すところだったので、おKちゃん、教えてくれてありがとね。

4、下妻物語(日)中島哲也
個性の異なる人物同士が出会ったところで、極端に感化されあうということなんてないよ。そもそもそんな必要もないよ。でもとっても仲良くはなれるよ。なぜなら女だから、ね。乙女だから、ね。みたいな。

5、ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(米=ニュージーランドピーター・ジャクソン
最後までよく頑張りました。と思う。作り手に対しても、そして一緒に旅をし続けてきた<私たち>に対しても。毎年チケットを送ってくれたOへの感謝も、きっと忘れずにいようと思う。


以下は更にの自己満足。今年初めて見た旧作もの。作品本体のみでと言うよりも「見た場所など」に対する思い入れがプラスされていたりする作品もあるので、それも忘れないよう記しておきたい。


1、極楽第一座 アチャラカ誕生(1956/日)@浅草ゴロゴロ会館
2、死ぬまでにしたい10のこと(2003/カナダ=スペイン)@新宿東映パラス3
3、ブギーナイツ(1997/米)@早稲田松竹
4、ジョゼと虎と魚たち(2003/日)@飯田橋ギンレイホール
5、三月のライオン(1991/日)@中野武蔵野ホール


ビデオやDVDなど。エノケンものを度外視すれば、再見を含め、妙に80年代の作品にはまった気がする。


1、ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985/香港)ジャッキー・チェン
2、男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976/日) 山田洋次
3、アイスクリーム・コネクション(1984/英)ビル・フォーサイス
4、ロミュアルドとジュリエット(1989/仏)コリーヌ・セロー 
5、フェーム(1980/米)アラン・パーカー


んでもって、「印象深かったなぁ」な美術展など。これに関しては完全に順不同。かつ『アラビアンナイト大博覧会』『モリーさんの世界へようこそ!展』は特別枠。

*1:メモを見てみたら新作は31本、旧作は36本だった。

*2:まだ半分までしか見てないけど!